アジャイル原則4:コロケーションされたチームによるビジネスと開発者のパートナーシップ

ビジネス側の人と開発者は、プロジェクトを通して 日々一緒に働かなければなりません。
–アジャイルの原則4

アジャイル宣言の背後にある原則の復習をしていくと、原則4〜6にたどり着きます。 これらの原則は、プロジェクトチームと、個々のチームメンバーとチーム全体がより効率的になる方法に焦点を当てています。 4番目のアジャイル原則は、開発チームとビジネス上のステークホルダー(プロダクトオーナーなど)を、できれば同じ物理的領域に配置(コロケーション)することを提案しています。 これにはいくつかの利点があります。

浸透型コミュケーションが可能になる:アリスター・コーバーン(アジャイル宣言を起草した1人)の造語である「浸透型コミュニケーション」とは、情報がスクラムチームのメンバーの周囲に流れ込んで耳に入り、浸透するかのように関連情報をピックアップすることを意味します。 これはスクラムチームメンバーが同じ部屋で作業をしているからこそ実現するのです。 その上で、誰かが質問をすれば、その部屋にいる他の人が答えて議論に貢献したり、関係ない人は作業を続けたりすることができます。

要件が迅速かつ明確に理解されます。 ステークホルダー、顧客、およびメンバー同士が頻繁に対話することで、スクラムチームは要件の背後にある意図をより明確に理解できます。 各チームメンバーは、メールの返信や折り返しの電話を待つ代わりに、物理的に他のメンバーや顧客のそばに行って質問をし、答えてもらうことができます。しかも、ものの数分で自分の仕事に戻れたりするのです。 これは、対象のイテレーションの要件のスコープを絞り込むのに役立ち、開発の進行を妨げる可能性のある課題、問題、または障害をほぼ即座に表面化させます。

誰もが共通の目標に向かって集中していること。 これは非常に大事なことです。スクラムチームメンバーがうっかり脱線したのか、イテレーションの目標と関係のないアクティビティに取り組んでいるのか、、プロジェクト外の何かに取り組むためにプロジェクトから完全に引き抜かれたのかを簡単に判断できるためです。 全てのスクラムチームメンバーが焦点を当てるべき究極の目標は、顧客にとって価値のある、動くソフトウェアを提供することです。 チームが同じ場所で作業をしていれば、この目標からチームを引き離すものは、全て即座に分かります。

「同じ場所で働くこと」はこのアジャイル原則4の重要な目標ですが、バーチャルなチームや分散したチームを使う必要がある時には、プロジェクトチームが実際に同じ場所で働くことができない場合があります。 その場合大切なことは、インスタントメッセージ、Webカメラ、ビデオ会議、共有ドキュメントリポジトリなど、アジャイル実践者が利用できる仮想ツールを活用して同じ場所で働く状況にできるだけ近づくことです。

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