スクラム認定資格を取得しました。この後どうする? 私生活でも職場でも、スクラムを活用する方法

スティーブ・オスターミラー(編)

スクラム認定資格によって得た新しい知識と考え方は、あなたをどこに導いてくれるのでしょうか? スクラムの習慣は、個人的にも仕事的にも、プロジェクトを管理するためのフレームワークを提供してくれます。 この記事では、スクラムを活用するための方法をいくつか紹介します。

スクラムフレームワーク:仕事でも私生活でも活用しよう

スクラムを活用する方法について考えるとき、スクラムのフレームワークとそのプロジェクトとの相関関係について話すことが不可欠です。 スクラムフレームワークには、3つの役割、3つのアーティファクト、そして5つのイベントが含まれます。
スクラム チームには、 プロダクトオーナー、開発チーム、スクラムマスターがいます。 チームは自己組織化され、機能横断的です。 このチーム構成は、柔軟性、生産性、創造性を促します。
スクラムアーティファクトとは、プロダクトバックログ、 スプリントバックログ、および製品インクリメントです。 これらのアーティファクトは、チームの作業を表します。 すべての関係者が明確に理解できるよう、それぞれが透明性を保っています。

スクラムフレームワークは、検査と適応の規則性を確保するためにスクラムのイベントを規定しています。 イベントとは何かを簡単にお伝えします。

スプリント

スプリントとは、反復単位を表す、スクラムの概念の1つで、 目標を達成するために必要な、作業を完了するための時間の区切りです。 スプリントには、後に述べる他のすべてのスクラムイベントが含まれます。 通常スプリントの単位は2週間か、それ以下です。 スプリントは、特定の目標を達成することに重点を置いています。 目標は、達成すべきタスクと、完成品を提供するための計画で構成されます。

スプリント計画

スプリントの開始時には、毎回、計画をするためのセッションがあります。 目的は、ビジネス上の目標を確立することです。 その次に、作業に対するアプローチ含め、その目標をどのように達成するかの計画を立てます。

デイリースクラム

デイリー スクラムは、開発チームが同期して前日の計画を調整するための15 分間のセッションです。 スプリント中は毎日同じ時間にデイリースクラムをします。 その目的は、コラボレーションを助け、次にすべきことを調整することです。

スプリントレビュー

スプリントレビューは、スプリントの最後に行われます。 このイベントは、スプリント中に作成されたリリース可能な製品のインクリメントを検査し、プロダクトバックログを調整する時間です。 スクラムチームとステークホルダーは、レビュー作業を協力して行い、価値を最適化する方法を決めます。 次に、チームは将来のスプリントで改善する可能性のあるフィードバックを集めます。 スプリントレビューは、製品を検査して適応させるためのものです。

スプリントレトロスペクティブ

スプリントが終了したら、レトロスペクティブを行います。 スプリントレトロスペクティブには、スプリントの評価が含まれ、うまくいったこと、いかなかったことを振り返ります。 ここから、改善のための洞察を引き出すことができます。 スプリントレトロスペクティブは、プロセスを検査して適応させるためのものです。

では、これらの要素を実際のスクラムで使うにはどうしたらよいでしょうか?

実際のパターンをいくつか見てみましょう。

個人の生産性向上のためにスクラムを活用

専門的な設定でスクラムを使うのは、なにも開発プロジェクトにおける作業だけではありません。 このフレームワークを使用して、個人の生産性を向上させることができます。
個人のプロジェクトにスクラムを適用すると、次のようになります。

  • バックログを定義する:完了する必要があるタスクまたはアクティビティを一覧表示し、それらに優先順位を付けます。
  • 1スプリントにつき1つのことに集中します。
  • スプリント後:特定のプロジェクトを完了したら、この作業の障害になったことを振り返ってみます。 新しいツールが必要ですか? 他の人からの助けが必要ですか? 気を散らすものが多すぎましたか? 経験を、教訓とともに振り返りましょう。 次に、それらの教訓を、次のスプリントに活かす方法を計画します。

プロジェクトにスクラムを適応する

スクラムを最も実用的に適応できるものは、日常生活にもあります。 たとえば次のようなアイデアはいかがでしょうか。

住宅改修プロジェクト

スクラムは住宅改修プロジェクトに最適なツールです。 忘れられたDIYプロジェクトを前進させてくれるかもしれません。 スクラムのフレームワークを適用すると、次のようになります。

  • バックログを作成する:各プロセスと、必要な材料とツールを決めます。
  • 時間枠を設定する:各プロセスにはどのくらいの時間がかかるのか? よくわからない場合は、材料のリードタイムを含め、調べてみてください。
  • スプリントの期間を決め、作業を、それに収まるだけの小さな塊に分割していきます。 作業を1週間単位に分割したいですか?それとも数日単位、1日単位、数時間単位でしょうか?
  • 最初に実行する必要があるプロセス(つまり、材料の取得、作業エリアの準備など)に基づいて、最初のスプリントを開始します。
  • 最初の反省をする: 最初のスプリント項目は完了できましたか? うまくいかなかったことは何ですか? うまくいったことは?
  • スプリント2を開始する:最初のステップが完了したので、目標に近づくために次に取り組むべき重要なことは何ですか?

プロジェクトの複雑さに応じて、スプリントと反省を繰り返します。 部屋の塗装は浴室の改造よりもはるかに簡単ですが、どちらのプロジェクトも途中段階での検査と適応が役に立ちます。

スクラムを使用すると、もっと幸せになる?

ブルース・フェイラーは、数年前のTEDトーク で、その可能性について言及しました。 ブルースはトークの中で、昨今の家族は「制御不能」であると述べました。 忙しいスケジュールと時間に追いかけられる現代の家族のダイナミクスを見ての発言です。

フェイラーは、スター家の話を紹介しました。 一家は、自分たちには構造が必要だと思っていました。 子供たちは、両親が疲れやストレスを軽減できることを心から望んでいました。

この目標を達成するために、家族は毎朝チェックリスト持参のスタンドアップミーティングをしました。 チェックリストは、難しい課題について考えるイライラを取り除いてくれました。 両親は、子供たちにフィードバックをしたり、意見を言ったりする権限を与えました。 そして子どもたちの意見を、次の反復時に活用しました。 スクラムは、ストレスを軽減し、インクルーシブな環境を育むためのツールになりました。

スクラムベースのイベント計画

スクラムはイベント計画に適しているようです。 結婚式を「スクラム」することだってできます。 スクラムを使って結婚式を計画する方法は次のとおりです。

  • ビジョンを設定する:結婚式の必須アイテムと、どういう結婚式にしたいかというビジョンを決めます。
  • スケジュールを作成する:日付を選択し、予算を決定します。
  • 会場、招待状、ケーキなど、結婚式の要件を決め、優先順位を付け、ロードマップに発展させます。
  • リリース目標を策定する:結婚式の、主要なマイルストーン(会場の予約、招待状の送付、装飾の注文など)を決定します。
  • 最初のスプリントを行う:タスクへと分割することで、最も優先度の高いバックログ項目に対処。
  • スプリントの実行: スプリントを開始し、新しい要件や、要件を変えるときに優先順位を付け直します。
  • スプリントレビューを利用する:優先順位とプロダクトバックログ項目を検査して適応し、前に進むにあたり新たに意思決定を行います。

スクラムがイベント計画に適しているのは、柔軟性があるためです。 うまくいかないことは、必ず発生しますので、そうなったら変更する方がはるかに簡単です。
日常生活でスクラムを活用する例については、『Scrum For Dummies』で紹介しています。注文はこちらから

スクラムは単なる資格ではありません

スクラム認定資格を取得することは大きな成果です。 私たちの資格認定では、現実の世界と同じようにスクラムを行うことでスクラムを教えます。

生活や会社でのスクラム実践について詳しく知りたい方は、 最新の講座スケジュールで認定情報をご確認ください。

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