アジリティの向上

軍の指導者たちは、自分の部隊により俊敏(アジャイル)になるよう求めます。

それはどういう意味なのか?

アジャイルであるということは、アジャイルの原則を採用して受け入れ、官僚主義と、横のつながりのないトップダウン構造から離れ、柔軟で説明責任のあるチームに囲まれた、「指導する」リーダーシップモデルを促進することです。
アジャイルはどこから来たのでしょうか?

アジャイルは、より迅速な更新を提供し、ユーザーのフィードバックに基づいて構築する、ソフトウェアエンジニアリングにおける必要性から生まれました。 現代のアジャイルの傾向以前は、開発チームは問題を特定し、ソリューションを作成し、製品を開発し、それを市場に投入していましたが、すべてにおいて顧客を広範囲に関与させることはありませんでした。 これは「ウォーターフォールアプローチ」として知られています。 この方法は、時間がかかり、面倒で、多くの場合、顧客の真のニーズを満たさない製品を市場に投入することが証明されています。
2000年初頭、ソフトウェア開発者が、その課題について話し合うために集まり、2001年の後半に、今日「アジャイルマニフェスト」として知られているものを開発しました。 「アジャイルマニフェスト」が提唱する主たる価値は次の通りです:プロセスよりも人、包括的な文書よりも実用的な製品、契約よりもエンドユーザーとのコラボレーション、計画に従うよりも変更への対応

現在、フォーチュン500企業の全て、および世界中の中堅企業の97%以上がアジャイル手法を取り入れています。 プラチナムエッジが提供する一連のサービスを採用している企業においては、市場投入までの時間が30〜40%増加し、コストが30〜70%削減されました。 当初の考えではテクノロジーの世界で使用するためのものでしたが、価値観と原則はあらゆるタイプのプログラム管理に当てはまります。

米軍には、計画と実行に関して卓越した中心的存在であったという長い歴史があります。 JOPESとMDMPプロセスを利用することは、軍事作戦を計画および実施するための長年にわたる実績のある方法です。 軍隊がよりビジネスライクなモデルに移行するにつれて、目標を達成するために実績のあるアジャイルアプローチを採用する必要が出てきました。

軍はどこでどのようにアジャイルを採用しているのか?

多くの企業や組織と同様に、軍隊は文化と構造の両方において変化に対してオープンでなければなりません。 軍事計画には、階層と、明確な指揮系統があります。 ただし、アジャイルでは、リーダーがガイドとして行動する一方で、チームが責任を持つ必要があります。 会社レベルから軍団、そしてそれ以上の組織のスタッフ機能の観点から考えてみてください。 S-1、G-2、J-3などの参謀総局は、自分たちの所属の範囲内で仕事をし、個々の取り組みについては、参謀長または司令官に報告します。

アジャイルを使用する組織では、製品に基づいて部門横断チームを作成します。 チームは、最終製品を完成させるために必要な人材に基づいて開発されており、手の空いた人なら誰でもいいわけではありません。つまり「プロセスよりも人」なのです。 この軽量なチームは、目標に集中しながら、漸進的に成果物を作り上げていきます。 チームはお互いに責任を持ち、成功へと進んでいくために可能な限りコミュニケーションを取ります。 このモデルは自己修正を可能にし、プロジェクトを進める間中「顧客」に関与させ続けます。

個人、チーム、ユニットがよりアジャイルになる方法

宣言や命令によってアジャイルになれるわけではありません。 アジャイルになるということは、システムとプロセスに信頼を置きながら、原則を正式に採用することを意味します。 いくつかのトレーニングがあります。アジャイルの基本、複数段階の認定スクラムマスター、コーチング、メンタリング、客観的監査などです。 各コースに資格があり、IgnitED(陸軍の新しい資格認定支援プラットフォーム)を介せば、軍人が無料で利用できます。 アジャイルフレームワークで資格を取得すると、将来の雇用の機会が広がり、現在の職務範囲で利用できるツールも獲得できることになります。 プラチナムエッジのような企業は、オンライン、および対面方式の両方でこういった機会を提供し、個人、チーム、またはユニットのニーズに合わせて応用が可能です。

スクラム… と言ってもラグビーの型ではありません。では何でしょう?

スクラムは、実際に何が機能しているかを特定するのに役立つ透明性のあるフレームワークです。 これは自己修正モデルであり、最初は間違っていても、スクラムが目的に向かって軌道修正する複数の機会を与えてくれるため、最終的には間違いを正すことができます。 戦術的に柔軟でありながら戦略的に焦点が合っているため、動き方は変わりますが、ターゲットは変わりません。 また、経験に基づいて適応および変更できる構造化された学習サイクルでもあります。

スクラムの核となるのはスプリントです。 スプリントは、プロセスを推進するアクティビティです。 スプリントは、主要な製品開発タスクが完了する時間の決められたアクティビティです。 スプリントの最後に、スクラムチームは「レトロスペクティブ(ふりかえり)」を実施して、何がうまくいったか、何がうまくいかなかったか、何を前へ進めていいのか、何を保留するのかを判断します。 すべての軍事ユニットがスクラムのフレームワークを利用できます。プロジェクト管理であろうと作戦の実行であろうと同じです。 あらゆる状況に対して柔軟性と適応性があります。 多くの軍事指導者はF3EADプロセスに精通しており、スクラムはそれに似ていますが、スクラムを正しく実践するにはトレーニングが必要です。 コーチまたは認定スクラムマスターがいることで、正しく実践していることが保証されます。

認定スクラムマスター(CSM)になることは何に役立つのか?

スクラムマスターはスクラムチームのメンバーであり、チームの全員がスクラムを正しく実践していることを確認する責任があります。 スクラムマスターはスポーツの審判だと思ってください。試合が正しく運んでいることを保証する、客観的な外部インフルエンサーです。 スクラムマスターは、スクラムチームの重要な一部であり、その立場を軽視したり無視したりしてはなりません。 軍隊がアジャイルを採用する場合、適切な人材を特定し、この職務を勧めることが最も重要です。

スクラムマスターになることを選択することで、仕事の種類に関係なく専門知識を使いこなす個人が集まる小さなコミュニティに参加することになります。 客観的な部外者であるということは、製品の種類に関係なく、あらゆるタイプのビジネスや組織に足を踏み入れてスクラムを実践できることを意味します。 CSMとして、軍隊でも、退職後のキャリアとしてCSMを求めている 40,000 社の企業のいずれかでも、素晴らしい価値を提供する組織への転職がよりやりやすくなるということです(年俸は、ほとんどの役職で10万ドルです)。

CSMになる方法

CSMになるのは簡単です。 プラチナムエッジは、2日間(対面)または4日間(オンライン)のCSMコースをご提供していて、CSMになるための基本が学べます。 軍隊での階級獲得と同様に、CSMには複数のレベルがあり、次のレベルに進む前に、特定のトレーニングと経験の基準を満たす必要があります。 先に進めば進むほど、あなたの能力も向上し、チームにとってより価値のある人材になります。 Credentialing Assistance (資格認定支援)は、軍人のCSM資格取得と受講のサポートをします。 各軍人(下士官/准尉)は、年間4000ドル分の助成が、これはCSMを取得し、キャリア中にさらに上の資格を得るのに十分すぎる額です。 8月15日の時点で、陸軍はすべての資格認定の機会を IgnitED に移行しました。

他に知っておいていただきたいこと

始める前に、アジャイルとスクラムについてもっと知ることをお勧めします。 最初にお勧めする読み物は、 『アジャイルマニフェスト』です。 これはアジャイルの推論と原則が書かれている、すべてのアジャイル手法の基礎です。 次に読むべきは 『スクラムガイド』で、スクラムの用語、定義、役割、およびイベントの概要が解説されています。 LinchpinSEOのアジャイル手法は、従来のアプローチとアジャイルアプローチに関する優れた記事です。 マーク・レイトンによって書かれた『SCRUM for Dummies』で、さらに深くスクラムについて学ぶこともできます。

なぜプラチナムエッジなのか?

この記事全体で プラチナムエッジ とマーク・レイトンについて言及しましたが、それには正当な理由があります。 マークはプラチナムエッジの創設者であり、組織をアジャイル手法に変革する世界有数のエキスパートです。 米空軍の退役軍人であるマークは、セキュリティ・クリアランスも取得しており、スクラムとアジャイルをテーマにした書籍を上梓しています。 米陸軍特殊戦センター・アンド・スクールの第1特殊戦訓練グループは、プラチナムエッジに信頼を寄せ、個々の専門能力開発のために指導部隊にCSMトレーニングと文化変革を託しました。

SWCSの指導者であるか、フォートブラッグのUSASOCに配属されている場合は、1st SWTG(プロジェクトJANUS)に連絡して、トレーニングの機会について詳しく聞いてください。 資格情報や資格認定支援に関する情報に関心のあるその他の方々は、地区の教育センターにご連絡ください。 その他の全ての方については、プラチナムエッジに詳細をお問い合わせください。

トム・カーは、退役した特殊部隊下士官で、転職の過程でCSMコースに参加し、現在は戦略コンサルティング会社であるArmor Corpsで、日々のプログラム管理業務においてアジャイル手法とスクラムを実践しています。

『Soldier Systemns Daily』より転載

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